朝食にパンが食べたくなる
カラダに良い朝食といえばどんなものをイメージしますか?
きっと…お味噌汁、焼き鮭、白ごはんのザ・定食という朝ごはんが頭に浮かびましたよね。
一般的にパンよりご飯の方が、栄養がとれる、腹持ちが良いなどの理由で健康的だと言われています。
健康的な朝食として和食の定食料理のイメージがある中、なぜか朝からパンが食べたくなることがあります。
しかもただのトーストではなく、いちごジャムやはちみつ、シュガートーストにアレンジしたり…
なぜか「今日は朝から甘いものが食べたい!」ってこと、ありますよね。
わたしは普段はご飯派なんですが、週に一度くらいこてこてに甘い小倉トースト食べたい!って時があります。笑
朝から甘いものが食べたくなる理由
では朝から甘いものが食べたくなる理由って何か?
それは…朝目覚められないカラダを活動モードにさせるためです。
説明していきますね。
本来私たちのカラダは朝からしっかり活動できるよう、寝ている間に準備が行われています。
その準備というのが【コルチゾール】の分泌です。
コルチゾールが朝しっかり分泌されることで、血糖値が上がり(血の巡りが良くなり)スッキリ布団から起き上がることができます。
一方で、コルチゾールがうまく分泌できないと、血の巡りは悪くカラダは活動モードになりきれません。
コルチゾールがうまく分泌されないとカラダは「どうにかして血糖値をあげてスイッチオンにしなくっちゃ!」と考えます。
そこで求めるのが糖分!糖質の高いものを食べることで血糖値は上がります。
ごはんとパンのGI値は、パンの方が高い。パンは血糖値をあげやすい食品なんです。
さらにバターや砂糖、ジャムなどをのせると…血糖値はぐんぐん上がりますよね。笑
朝から甘いものが食べたいのは、コルチゾールがうまく分泌できない分、カラダが血糖値を上げるために甘いものを求めているのかもしれません。
朝の目覚めは副腎の調子で決まる
副腎の役割
コルチゾールは副腎(ふくじん)という臓器でつくられています。
起きる前にコルチゾールをしっかり分泌させるためには…
①副腎を疲れさせない
②副腎を元気にする栄養をとる
この2つのポイントをおさえておいて下さい!
副腎を疲れさせない
副腎でつくられるコルチゾールには血糖値を上げるという働き以外に、ストレスから身を守る働きがあります。
例えば私たちがストレスを受ければうけるほど、コルチゾールの出番が増えるのでたくさん作らないと足りません。
ですので、ストレスが多い人は副腎の仕事が多くなり、その結果副腎は疲れてしまいます。
そして副腎が疲れると生産する数も減ります。
その結果コルチゾールがうまく分泌できないということが起こるんです。
カラダの受ける刺激やストレスを減らすよう心がけて下さい。
副腎を元気にする栄養をとる
副腎が元気になると、しっかり働いてくれるのでコルチゾールの分泌も行われます。
では副腎の栄養って一体なにか?
ズバリ「ビタミンC」「パントテン酸」です!
ビタミンC:果物、緑黄色野菜
パントテン酸:肉、きのこ、魚、豆類
パントテン酸はさまざまな食品に含まれている栄養素なので、毎日偏りのない食生活を意識すればOKです♪
まとめ
朝から甘いものが食べたくなる…これって今日の気分が影響してるって思いますよね。
しかし、朝ごはんに甘いものを食べたくなるのはカラダが血糖値をあげたがっているサインかもしれません。
寝ている間に分泌される【コルチゾール】という物質は朝方に血糖値をあげて目覚めをよくします。
しかし、コルチゾールがうまく分泌されない場合カラダは甘いものを食べて血糖値を上げようとするんです。
副腎を元気に保ち、コルチゾールの分泌を促進するためには、ストレスを減らし、ビタミンCやパントテン酸を取ることが重要です。
これらの対策を実践することで、朝の「甘味クレイビング」を抑え、健康的な朝食を楽しむことができるかもしれません。