東京都江東区にある『東陽町 七厘家』が、テレビ番組『オモウマい店』で紹介され、大きな話題を呼んでいます。この居酒屋の最大の特徴は、なんとメニュー数が4,700種類以上もあるという驚異的な品揃え。さらに、その多くが驚くほどリーズナブルな価格設定となっています。
東陽町駅から徒歩2分という好立地にある『東陽町 七厘家』。一見普通の居酒屋に見えますが、一歩店内に入ると、そこには想像を超える世界が広がっています。
信じられない安さと豊富なメニュー
この店の魅力は何と言っても、その驚きの価格設定です。例えば、「気まぐれパスタ」は350円。この日は菜の花を使った自家製トマトソースのパスタだったそうです。また、「スペイン風オムレツ」も350円。これには卵4個も使用し、ベーコンやパプリカ、ジャガイモ、ズッキーニといった具材もたっぷり。この価格設定に、番組のゲストだった櫻井翔さんも驚きを隠せなかったそうです。
メニューの種類も圧巻です。ドイツ、ロシア、イタリア、スペイン、韓国など、世界各国の料理が揃っています。さらに、大根や帆立、マグロといった食材別のメニューも充実。これだけのバラエティがあれば、どんな好みの人も満足できそうです。
ユニークな店主の経歴と哲学
この驚異的な品揃えと価格設定の裏には、店主の興味深い経歴があります。元々は経営者として12軒もの飲食店を経営していた彼は、自身を「欲張り」「モノ好き」と評しています。「安物でいいからたくさん欲しい」という彼の性格が、この店のコンセプトにも反映されているようです。
店主は各国料理の調理法を、実際に料理人の仕事を見ながら学んだそうです。その結果、イタリアンや中華、フレンチなど、様々なジャンルの料理を提供できるようになりました。彼は「専門店に引けを取らない味」をポリシーとしており、安価な食材を使いながらも本格的な味にこだわっています。
名物料理と驚きのサービス
『東陽町 七厘家』の名物料理の一つが「一晩寝かせたラザニア」です。ホワイトソース、ミートソース、パスタシートを5層に重ね、ペコリーノチーズをかけてオーブンで焼き上げます。さらに一晩寝かせてから再度焼き上げるという手の込んだ料理ですが、価格はなんと580円。その巨大さから「鍋だよ鍋」と言われるほどの量にもかかわらず、このリーズナブルな価格設定には驚かされます。
フランス料理の「コック・オーヴァン」も人気メニューの一つ。鶏もも肉と刻み野菜を赤ワインで煮込んだ本格的な一品が880円で楽しめます。
さらに驚きなのが、店のサービス精神です。YouTubeチャンネル登録で1品無料になるサービスや、ワインを1本注文すると料理が1品無料になるサービスなど、お得なキャンペーンも実施中。これらのサービスを上手く活用すれば、さらにコストパフォーマンスの高い食事を楽しむことができそうです。
苦難を乗り越えた店主の想い
しかし、この店の成功の裏には店主の長年の苦労がありました。父親の借金を肩代わりし、30年近くかけて3億円を返済したという壮絶な過去。借金を完済した矢先にコロナ禍が始まるなど、幾多の困難を乗り越えてきました。
そんな経験があってか、店主は休日も店のために尽力しています。日曜日の定休日には新メニューの開発に励むなど、常に進化を続けているのです。
江東区の隠れた名店
『東陽町 七厘家』は、まさに江東区の隠れた名店と言えるでしょう。4,700種類以上という圧倒的なメニューの数、驚きの低価格、そして本格的な味。これらが三位一体となって、唯一無二の魅力を作り出しています。
店主の言う「メジャーな食べ物の中で、どうしてもできない物が一つ」という謎めいた言葉も、この店の魅力をさらに引き立てています。一体どんな料理なのか、気になって仕方がありません。
江東区を訪れる機会があれば、ぜひ一度『東陽町 七厘家』を訪れてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの舌と胃袋、そして財布を満足させてくれるはずです。世界中の料理を一軒で楽しめる、まさに「オモウマい店」との出会いが、あなたを待っているかもしれません。